私さえ我慢すれば

私さえ我慢すれば丸く治ると、ついつい我慢してしまします。
でも、辛いです。


「私さえ我慢すれば…。」
恋愛でも、相手が約束を破って、嫌な思いをしても「いいよ。いいよ。」と言ってしまう。
仕事でも、自分が忙しくても、「これ、お願い!」と頼まれると「わかりました。」と言ってしまう。
そんな経験がある人も多いのではないでしょうか?

嫌なのに、無理なのに、なぜ我慢してしまうのでしょうか?
深い部分をたどれば、幼い頃の両親や養育者との関係にあることが多いものです。

・自分が我慢したときだけ、褒められた
・自分が我慢した時だけ、欲しいものが手に入った
・自分が我慢した時だけ、愛された

例えば、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさない!」と妹におもちゃを譲ったときだけ、親から褒められた。
本当は、一人でお留守番とかしたくなかったけど、やると両親から「偉いね。よくできたね。」と言われたなんて経験がある人は、我慢しがちです。

また、直接、言われたわけでないけど、親の表情などからそう察して、我慢していたという場合もあります。
Aさんはお菓子を食べない方が親が喜ぶと思い、幼い頃から「甘いものは好きじゃない。」と言って、親の前ではあまり食べませんでした。しかし、その我慢が爆発して、大学入学後部屋にこもって、チョコレートの袋を何袋も平らげて、親が驚いたということがありました。

私たちは、幼い頃は弱い存在で、親の擁護なしではいきていけません。親から愛されたいのです。だから、自分を押し殺してでも愛が欲しいと思ってしまいます。

しかし、我慢して得るというのは、とっても大変ですし、幼い頃の依存関係の中で身につけた術なので、大人になってからは、我慢したからといって、欲しいものが手に入るわけではありません。

まずは、自分がどうしても嫌だとおもうことは、ちょっとずつ断ってみましょう。

例えば
・気が進まない飲み会の誘い
・忙しい時の仕事の依頼
・親からの頼まれごと

この世の中に、あなたがどうしてもやらなくてはいけないことは何一つありません。
やらなくても、なんとかなることばかりです。

我慢しなかったら大変なことになると思い込んでいる人も多いのですが、大抵のことは、断ってもたいしたことにはなりません。
まずは、できそうな小さなことでいいので、断る練習をしてみてくださいね!

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