幸せになれる考え方とは?2

やってもらうより、やってあげる方が幸せ

先回の記事でご紹介した長続きする幸せには次の4つの因子についての続きです。

幸福学の研究者である前野隆司氏は、著書「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書) 」の中で、長続きする幸せには次の4つの因子が必要であると述べています。

1.やってみよう因子(自己実現と成長の因子)
2.ありがとう因子(つながりと感謝の因子)
3.なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)
4.あなたらしく因子(独立とマイペースの因子)

今回は2つ目の因子について私なりに解釈してものをご紹介していきます。

2.ありがとう因子(つながりと感謝の因子)

人は無人島でいきているわけではありません。だから、誰かと繋がり、貢献し、喜ばれることで幸せを感じます。孤独を感じると人は、いろいろなトラブルを起こしやすくなります。孤独は現代に蔓延る病です。
私は、婚活セミナーの講師を担当していますが、大手企業様では、社員の婚活を支援しているところもあります。そして、その1つの要因として、家庭を持つとギャンブルや飲み歩くなどの行動が減り、仕事に集中できる安定した環境ができるからだといいます。
人は、誰かとつながり、家族のために頑張っていると思う方が、イキイキと働けるということではないでしょうか?
もちろん、ありがとう因子は家族だけでなく、仕事や趣味のサークルに参加している、週末は仲の良い友人と過ごすでも、どんなコミュニティーでも、相手に貢献し、感謝される関係が構築できればいいのです。
私は、可能であれば、コミュニティーはいくつか参加していた方がいいと思っています。
例えば、仕事だけしか人と繋がりをもてないと、仕事を引退したときに何をしたらいいかわからないということになります。
また、家族しか関係性がもてないと、子供が独立して、手が掛からなくなったときに、空の巣症候群のように、抜け殻になってしまうからです。
濃い関係から、薄い関係まで、さまざまな関係性をもっていれば、どこかの関係が破綻しても、励ましてくれる人や関係が他にもあり、立ち直りも早くなります。
そして、何より、人は誰かの役に立っているという感覚が生きがいになります。コミュニティーに属しているということは、必然的に誰かの役に立つ機会も増えます。

2.ありがとう因子(つながりと感謝の因子)

・複数のコミュニティーを持つ
・目の前の相手に小さくていいので貢献できることはないか考える

ぜひ、この視点をもってみてください!
次回は3.なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)について紹介します!

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