自己肯定感と自信の違いとは?
自己肯定感と自信は混同されがちですが、実は違いがあります。
自己肯定感とは、“ありのままの自分を肯定し大切にできること”です。
たとえ何かに失敗しても、上手くいっても自分には価値があり、他人と比較して、上がったり、下がったりするものではありません。
一方、自信は “自分の能力について持つ信念”であり、勉強ができる、運動ができる、仕事ができる、異性にモテるなど、自分の今までの経験のなかでなんらかの能力を根拠に積み上げてきたのが自信です。だから、状況が変われば、その自信を失う可能性があります。
例えば、中学時代成績が良く、自分は勉強ができるという自信をもって、中学まで過ごしたけど、高校で進学校へ進むと周りに自分より優秀なクラスメイトがいて自信を失ったという話はよくききますよね?
周りと比較して、自分の方が優れていれば自信になり、負ければ自信を失うという比較や勝ち負けなどに左右されるのが自信です。
一方自己肯定感は、周りに左右されません。何かにチャレンジして成功しても、失敗しても自分には価値があり大切な存在だと思えることです。
例えば、電車に乗り遅れた時に、「朝、あと5分早く家を出るようにしよう。でも、失敗もするよね。人間だもん。」と失敗した行動は反省したり改善はするが自分自身を責めないのが特徴です。
しかし、自己肯定感が低いと同じように電車に乗り遅れた時に「あー、また電車に乗り遅れた。自分はなんてグズなんだ。」と自分を裁いて無価値な人間という思い込みを強めてしまいます。
それって生きていくのが苦しくなるし、自分をグズとかダメな無価値な人間と思いながら努力したり、成功するのはとっても大変なことなんです。
だから、自己肯定感はとっても大切なんです。次回は、自己肯定感はどこから生まれるの?についてお伝えします。