嫌いなあの人は押し殺したあなたです。

「他人に甘えてばかりで、あの人は腹が立つ…」「依怙贔屓されて、あの子だけずるい…。私は努力しているのに」「だらしない格好、みっともない体系の人が嫌。」なんてことはありませんか?

あなたが嫌っている人は、もちかしたらあなたが禁止し、押し殺した自分の可能性があります。
幼い頃から両親に甘えるのを自分に許さなかった人は甘える人が許せません。
ずっと、努力してきたのに、平気で依怙贔屓される人をみると腹がたつのは、あなたが、実はもっと簡単に人に認めて欲しいからかもしれません。
見た目に気をつかっていない人を許せないのは、あなたが無理してダサい自分を克服したり、太った自分を無理してダイエットしたからかもしれません。

これは、投影という心理です。
私たちは、相手の中に自分自身をみるのです。

自分が自分に許していないことをする人を、私たちは許せないものです。
だから、ありのままの自分を沢山「ありのままでOK」とすると、他人のことも許せるようになります。
もっと、自分を許してみませんか?

自分と同じ考えしている人だけが味方?

自分と同じ感覚の人は話していて楽しいですよね?
では、自分と違う考えの人はどうでしょう?

「いろんな人がいて面白い」と考えられる人は人間関係がうまくいきます。
でも、自分と違う考えの人を攻撃する人もいます。
「違う考え=自分を否定された」「仲間なら同じ考えを持たなくてはならない。」そんな価値観がある人は、相手を自分と同じ考えにしようと説得しようとしたり、攻撃します。

自分が多数派になったときは、特に注意が必要です。少数派を攻撃する同調圧力になりかねないからです。

味噌ラーメンを好きな人を塩ラーメンが好きな人が攻撃することは馬鹿げています。
それぞれ好みのラーメンを食べればいいからです。

食べ物から価値観になった途端、これができない人がいます。
「みんな違っていい」という考えがない人は人間関係がうまくいきません。
あなたは、相手との違いを許せますか?

部分は全体にあらわれ、全体は部分に現れる。

著書「なぜか、好かれる人がやっている100の習慣ー明日香出版社」のなかでも書いたのですが、全体は部分に現れます。

カバンの中が散らかっている人は、大抵、部屋も散らかっています。
部屋が散らかっている人は、思考も散らかり安いのです。

先日、ある料理教室にいったら、ある高齢の先生がスタッフの人に怒り倒していました。
私は、「怒ることで、私がこの中で一番偉い存在だと周りに知らしめている」心理があるのではと思いました。自信のない人ほどやる行為です。
参加者としては気分のいい教室ではありませんでした。

そして、出来上がった料理はすべてしょっぱいのです。塩が効きすぎています。マクロビオテックでは陽性が強すぎるとイライラすると考えます。塩は陽性の調味料です。
そして、その塩気を察知できないほどの五感の衰えがコミュニケーションの衰えにつながっています。

部分は全体にあらわれ、全体は部分に現れるものです。
もし、イライラを落ち着かせたければ、塩辛い食事を控えることから始めるのがやりやすいはずです。考え方を修正するよりも、味付けをなおす方が簡単だからです。

あなたの味覚は何かに偏っていませんか?

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